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暑い夏は痛風発作にご注意を!

浦安新聞2024年7月12日号掲載

痛風発作は血中の尿酸値が上昇し、関節に尿酸結晶が沈着することで激しい痛みや腫れを引き起こします。
夏は汗をかき脱水傾向になりやすく、さらにビールがおいしい季節なので、アルコールの利尿作用によって体内の水分不足を促進するため、夏場に生じやすいと言われています。

典型的には足の親指の関節に痛みが現れます。
原因はプリン体を多く含む食品の摂取、脱水、アルコール、肥満などです。

治療には急性期の痛みを和らげるための非ステロイド性抗炎症薬、コルヒチン、ステロイドが使用され、長期的には尿酸値を下げるための薬物療法が行われます。
生活習慣の改善も重要で、低プリン食の摂取、適度な運動、アルコールの制限、水分摂取の増加が推奨されます。
生活習慣の改善と適切な治療が発作を予防し、長期的な関節の健康を維持するために重要です。

院長 稲田 大悟

 
  • 医学博士
    • 日本整形外科学会認定 整形外科専門医
    • 日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医
    • 日本脊椎脊髄病学会認定 脊椎脊髄外科指導医
    • 日本リハビリテーション医学会認定 リハビリテーション科専門医、指導医
    • 義肢装具適合判定医

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