浦安新聞2024年11月8日号掲載
最近のスポーツの話題に、メジャーリーガー・大谷選手の肩関節亜脱臼がありました。
肩関節脱臼とは、肩が正常な位置から完全に外れる状態を指します。
肩関節は他の関節に比べ可動域が広く、脱臼しやすい特徴があり、とくにスポーツ中の衝撃や転倒で起こりやすいです。
発生すると激しい痛みや腫れ、肩の変形、腕の動きの制限が生じ、速やかな整復(元に戻す処置)が必要です。
一方、亜脱臼は関節が部分的にずれた状態で、完全には外れていないため、症状が軽いことも多いですが、不安定感や鈍い痛みを伴う場合もあります。
亜脱臼は日常の動作中でも発生し、不自然な動きが原因になることもあります。
脱臼や亜脱臼後は関節周囲の筋肉や靭帯が損傷しているため、再発予防には一定期間の固定やリハビリが重要で、筋力強化やサポーターの使用も有効です。