浦安新聞2025年5月9日号掲載
骨粗鬆症は骨密度が低下し、骨折しやすくなる疾患です。
とくに高齢者や閉経後の女性に多く、転倒による背骨や大腿骨の骨折は生活の質を大きく損なう可能性があります。
予防には、カルシウムの摂取が基本です。
乳製品、小魚、緑黄色野菜などを積極的に取り入れましょう。
加えて、腸でのカルシウム吸収を助けるビタミンD(魚類・きのこ類など)や、骨の形成に関わるたんぱく質の摂取も重要です。
摂取したビタミンDを体内で活性化させるため、散歩などの軽い屋外活動も効果的です。
一方、運動不足や過度なダイエット、偏った食生活は骨の弱化を招いてしまいます。
バランスの取れた食事と適度な運動、日光浴を意識することで、将来の骨折予防につながります。
5月の心地よい日差しを味方に、今から無理なく骨の健康づくりを始めてみましょう。