浦安新聞2025年7月11日号掲載
今年の7月は記録的な猛暑が続いており、全国的に「熱中症警戒アラート」が頻発しています。
熱中症への注意はもちろんですが、整形外科的にも暑さがもたらす影響には気をつけたいところです。
外出を控えて冷房の効いた室内で過ごす時間が長くなると、運動不足や冷えによる関節や筋肉のこわばり、慢性的な肩こりや腰痛の悪化が起こりやすくなります。
また、水分不足は筋肉の柔軟性を低下させ、こむら返りやぎっくり腰の原因になることも。
熱中症予防としては、こまめな水分・塩分補給、涼しい時間帯での活動、適切な室温の管理が基本ですが、同時に簡単なストレッチや室内での軽い運動を取り入れ、筋肉や関節の動きを保つことも大切です。
暑さに負けず、体調と体の痛み、両方に気を配ることで、この夏を元気に乗り切りましょう。